古材(こざい)とはどんな木材?
古材とは、古民家や古い倉庫を解体した際に取り出された木材のことを指します。
以前は築60年〜70年以上の家を古民家と呼んでいましたが、昨今では多少築年数の浅い家から取り出された木材でも古材と呼ぶケースが増えており、古材の種類や定義も多様化しています。
そんな古材は、適切に利用することで木材のリユースに繋がり、古民家の解体後に廃棄される建築資材を減らすことが可能です。
「脱炭素社会」や「循環型社会」を目指す取り組みとして古材の活用に目を向ける人は増えており、活用できれば環境に優しい住まい作りや家具作りなどが実現できるでしょう。
古材にはどんな種類の木がある?
古材自体は古民家などから取り出された木材を指す言葉なので、国内外問わず、さまざまな木が古材として生まれ変わる可能性を秘めています。
ここでは、代表的な古材の樹種を解説していきましょう。
杉(スギ)
日本国内で多く採取できる「杉の木」も、古材として生まれ変わることが多い素材です。
柔らかい材質で加工しやすく、自然で癖のないデザインであることから、家具や建築資材、DIY用の材料として幅広く使いやすいのが魅力です。
また、優しい木の香りが特徴で、家具などに利用すると空間ごと木の香りで包めます。価格も比較的安いため、コストを抑えつつ、これから古材を活用してみたい人にもおすすめの素材と言えるでしょう。
林野庁によると国産木材の素材となっているのは半分以上が杉の木(※1)で、まさに国内で一番ポピュラーな木の素材と言えるでしょう。
参考(※1):第1部 第2章 第1節 林業の動向(1):林野庁
松(マツ)
古材になる木として多いのが「松(マツ)」です。
松は海外では「パイン材」と呼ばれることも多く、その種類は50種類以上に及びます。
日本以外にも、アメリカやフランス、ロシアといったさまざまな場所が産地になっています。
油分が多く、木材のなかでも粘り強い特性を持っていることから、梁材として使われることも多いのが松です。
桜(サクラ)
鑑賞するイメージが強い桜の木ですが、品種によっては立派な木材として利用できます。
桜の木材の色は褐色・赤褐色と美しく、香りも他の木とは違う上品な桜特有の香りを楽しめるのが魅力です。
頑丈で肌触りも良いため、高級家具などでも利用されることが多い傾向にあります。
桜の木の古材はレアなので、出会えた場合はぜひ空間作りに活用してみてください。
栗(クリ)
栗の木は耐湿性が高く、耐久性も優れていることから、特に大黒柱や土台として利用されることが多い木材です。
そんな栗の木の頑丈さを証明するように、縄文時代の集落跡である「三内丸山遺跡(青森県)」からは約4,200年前の栗の木が良い状態で見つかっています。
長い年月を経ても朽ちづらい栗の木は、艷やかで重厚感のある木肌が特徴的。
古材として利用すると、木の力強さを感じられる空間作りが可能です。
欅(ケヤキ)
欅の木は日本を代表する広葉樹の一つです。
耐久性に優れており、強い衝撃や摩擦でも割れたり凹んだりすることが少ないのが特徴となっています。
加えて、磨くことで木特有の美しいツヤが出るため、箪笥のような高級家具から、神社仏閣にも使われる由緒ある木材とも言えます。
そんな欅の木の古材を使えば、時間が経てば経つほど深みを増す気品溢れる家具作りや空間作りが可能です。
古材日和で扱う古材の種類
古材日和では、数多くの古材を取り扱っています。
お客様のご要望に合わせてピッタリの古材やアドバイスを提供するので、古材選びで悩んだら、ぜひ古材日和にご相談ください。
豊富な種類の古材の中から、お客様の理想の空間作りに最適な商品をご提案いたします。
ここでは、古材日和のなかでも特に人気のある古材を紹介するので、今後古材を活用したい方はぜひご覧ください。
古材板材
主にフローリングや壁などに利用する古材が「古材板材」です。
古材日和では、空間をシックに演出するシンプルなデザインから、明るくユニークに彩るデザインまで、30種類もの古材板材を取り扱っています。
さまざまなお店や自宅のイメージに対応できるのが古材日和の古材板材の売りです。
最近では、厚みが4.5mmと非常に薄く使いやすいチークの古材薄板(ラメラ)が人気です。
サイズが均一かつ、頑丈なため多くのシーンで使いやすくなっています。
また、「ジムフローリング」はアメリカの体育館から回収したカラフルでポップな古材です。
体育館のフローリングでよく見られるカラフルなラインがそのまま残っており、カジュアルな空間演出を行う際には特に活躍するでしょう。
古材柱・角材・丸太
これらは、古民家で柱や梁材(はりざい)として利用されていた角材や丸太の古材です。
角材や丸太の古材は、新たな住宅で梁として利用するというよりかは、店内のアクセントとして活用するケースがほとんどとなっています。
柱や角材のように形状が均一の物から、丸太のように同じ形状の物が一つとしてないものまらまで幅広くご用意しているため、古材で統一感を演出したい方はもちろん、個性を発揮したい方もご相談ください。
不燃古材
通常の古材に不燃処理を施したのが、古材日和の不燃古材です。
公共施設や商業施設など、不燃材料の使用が義務付けられている場所で利用できるため、制限の範疇で古材を楽しむのに最適な素材と言えます。
古材日和では、古材板材の人気商品「ユーズドプレーン」や「USボードブラウン」に不燃処理を施した商品を取り揃えています。
これらの不燃古材はすべて国土交通省から認定を受けた不燃処理を施しているため、安心してご利用いただくことが可能です。
不燃基準をクリアした古材日和の不燃古材を使えば、これまで古材の活用が難しかった場所でも自然のアクセントを取り入れた空間作りが可能となりますよ。
古材加工品
お家や店内に気軽に古材を取り入れたい方には、古材日和の古材加工品がおすすめです。
古材梁を小さくカットして敷き詰めた「古材の壁」や、壁や天井にそのまま貼り付けられるよう加工した「古材付梁(つけばり)・付柱(つけばしら)」を利用すれば、大規模な工事などをせずに、簡単に古材による空間演出が可能となります。
古材加工品は、古材の魅力を手軽に取り入れられるのが最大の魅力です。
DIYが得意な方はもちろん、古材を使ってみたいけど、どう活用していいのか分からないという方にもおすすめです。
マンションや中古住宅のリノベーションでの活用も増えているため、興味のある方はぜひご相談ください。
古材日和で取り扱う古材は、以下ページから写真も一緒にご覧になることができます。
こちらで紹介した商品以外にも多種多様な古材を取り揃えているので、古材を活用してみたい方はぜひアイデアを出す参考にしてみてください。
古材商品一覧 | 【古材日和】不燃古材・ 足場板・梁・柱の販売
豊富な種類の古材を揃える古材日和
古材とは、古民家や倉庫の解体時に取り出された木材のことを指し、近年はSDGsの観点から、その活用方法に特に注目が集まっています。
古材になる木の種類は多岐にわたりますが、特に多いのは松や杉、けやきなどが代表的です。
それぞれに特徴があり、たとえば松や杉は加工しやすく香りが良い一方、けやきは耐久性に優れており、経年変化で深みが増すなど、古材の魅力はそれぞれ異なります。
古材を探す際には、豊富な種類の古材を取り扱い、目的に応じた提案が可能な古材専門店を利用するとご自身のアイデアに近い空間作りが可能となります。
古材日和では全国の古材ニーズに対応するための体制を整え、お客様からのご相談をお待ちしています。
「少しだけ話を聞いてみたい」「どのくらいの予算が必要なのか気になる」といった方は、ぜひ下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
プロジェクト案件、全国展開案件や、関東エリア、新潟、富山、石川、静岡、山梨、長野、広島、鳥取、島根、岡山、香川、徳島、高知、愛媛にて、古材を使った店舗・住宅を検討されている設計士様、施工店様、オーナー様の皆様へ。
古材に関する相談は、香川県坂出市の「古材日和 グループ本部 塚田木材(株)」にご相談ください。商業施設やホテルなど、不燃規制のある物件にも対応できる、不燃処理済みの古材も取扱いしております。お客様のご要望に合わせて、古材を活かしたオンリーワンの店舗住宅を実現します。
また空き家になっている古民家の解体や、古材の買取にも注力しています。
古材に関する相談・購入・サンプルをお求めの方は、「古材日和 グループ本部 塚田木材(株)」にお問い合わせください。
お問い合わせは、お問い合わせフォーム・公式LINE
または下記まで
関東・国内全般・グループ本部<br>中国・四国担当
塚田木材株式会社
〒 762-0046 香川県坂出市富士見町1丁目2-19
営業時間:
平日8:00~17:00、土8:00~12:00
定休日:
土(午後)、日祝日
- 0877-35-8177 (古材担当まで)
- 0877-46-5205
- toiawase@kozaibiyori.com