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古材の持つ独特の風合いと温かみは、多くの人々を魅了しています。とくに古材のテーブルは、一台置くだけで部屋全体の雰囲気を劇的に変える力があり、注目を集めています。
この記事では、古材日和で人気のあるテーブルをランキング形式でご紹介し、さらに失敗しない選び方や施工事例もお届けします。理想の空間を作るための一枚をぜひ見つけてください。
失敗しない古材テーブルの選び方は?
はじめに古材テーブルを選ぶ時に気をつけたいポイントをご紹介します。
できるだけ多くの商品をチェックする
古材のテーブルを選ぶ際は、できるだけ多くの商品を比較することが大切です。なぜなら、古材は2つとして同じものがないからです。たとえ同じ古材でも、木材の色合いや節の入り方、経年変化の状態は異なります。そのため、規格品でも素材によって質感が大きく変わります。購入した後で「こちらの方が良かった。」と後悔しないよう、できるだけ多くの商品をチェックしましょう。
素材として使われた古材の特徴を知る
古材テーブルを選ぶ際には、古材の歴史を知ることもおすすめです。たとえば、どの建物で使われていたのか、どの地域で採取されたのか、いつ採れたものなのかを知ることで古材の魅力をより深く感じられます。
古材の歴史や経年変化は、新材にはない独特の魅力です。古材を購入することは、古材が経てきた時間や歴史を手に入れることであり非常に贅沢なことです。このように古材の歴史を知れば、より愛着が湧くようになります。
天板だけでなく「脚」も重視する
テーブルを選ぶ際は、天板に目が行きがちですが脚も重要です。たとえば、アイアン素材の脚を選ぶと、インダストリアルな雰囲気を演出でき、重厚感が加わります。ナチュラルで温かみのある空間にしたい場合は木製の脚を選びましょう。
また、脚のデザインによって全体の印象や使い勝手も大きく変わります。直線的な脚はシャープでモダンな印象を与え、曲線的なデザインの脚はクラシカルで優雅な雰囲気を演出します。天板と脚のバランスが取れているかを確認することも重要です。
用途で天板の形を決める
古材テーブルを購入する際は、使うシーンに合わせて天板の形を選びましょう。たとえば、ダイニングテーブルとして使うなら丸形、作業用として使うなら四角形が便利です。
最も一般的で種類が豊富なのは、長方形のテーブルです。レイアウトしやすく、一人あたりの食事スペースを広く取れるため、多くの家庭で選ばれています。正方形のテーブルは、スペースに限りがある部屋にも置けるので、2人暮らしなど少人数の家族に人気です。
また、ラウンド型、楕円型のテーブルは、全員の顔が見やすく、コミュニケーションが取りやすくなっています。詰めて座れば人数が増えても対応しやすいですが、角に置けないため、空間に余裕がある部屋におすすめです。
人気の古材テーブルランキング4選
古材日和で人気の高い古材テーブルをランキング形式でご紹介します。
1位:特注品
古材日和では、お客様の希望に合わせて特注品を製作しています。お好きな素材やサイズを選べるため、完全オリジナルのテーブルが欲しい方に最適です。自由度の高さが人気の秘密です。
2位:ボーダー(38,400円〜)
シンプルでどんな空間にもなじむボーダーテーブル。価格も手頃で、古材の味わいを気軽に取り入れたい方におすすめです。リビングやカフェスペースなど、さまざまな用途で活躍しています。
ボーダーという名前の由来は、英語の「border(境界線、縁取り)」です。シンプルな横しま模様が特徴で、異なる色調の木材を横一列に並べることで、クラシックでありながらモダンな印象を生み出します。ボーダーテーブルはリラックスした雰囲気を演出したい場所に最適です。
おすすめの空間
・カフェやベーカリー
・カジュアルなダイニング
・北欧テイストの住宅
・ビーチハウスやリゾート施設
3位:ヘリンボーン(44,500円〜)
個性的なヘリンボーン模様が特徴のテーブルです。視覚的なアクセントが強く、お部屋の主役になること間違いありません。アンティークスタイルやモダンな空間にもぴったり合います。ヘリンボーン(herringbone)は、「herring=ニシン(魚)」と「bone=骨」に由来し、魚のニシンを開きにしたときに見える骨の模様から名付けられました。
このテーブルはクラシカルでありながら洗練されたデザインで、伝統的な要素とモダンな要素を融合させたい場合に最適です。
おすすめの空間
・ブティックホテルのラウンジ
・アンティーク家具と現代的な要素を組み合わせた住宅
・高級レストランの個室
・ヴィンテージ感のあるカフェ
4位:トリック(68,700円〜)
トリックは、古材の質感を最大限に活かしたデザインが特徴です。しっかりとした作りで耐久性も抜群で、高級感のある仕上がりは特別な空間にぴったりです。
このキューブ状の幾何学模様は、3Dの立体的な錯覚を生み出す光学的なパターンになっています。アート志向の空間に最適で、ミニマルな家具や幾何学的なデザインのインテリアと相性が良いでしょう。
おすすめの空間
・アートギャラリーのようなクリエイティブな空間
・モダンなカフェやレストラン
・コンテンポラリーなオフィスの応接スペース
・都会的なデザイナーズマンションのリビング
今回のランキングで紹介した価格は、500×500×30mmのサイズの価格となっています。サイズのカスタマイズも可能ですので、詳細については古材日和までお問い合わせください。
古材テーブルの施工事例
ここでは、古材テーブルを使用した施工事例をご紹介します。
和食居酒屋「酒と肴 丿貫(へちかん)」@秋田県
秋田駅前にある和食系居酒屋「酒と肴 丿貫(へちかん)」
季節の煮込みやお刺身などの料理とともに、店主おすすめの日本酒を楽しめるお店です。温かみのある古材のテーブルが、お店の居心地の良さをさらに引き立てています。
この事例で使用した古材はこちら
この特注テーブルは、ユーズドプレーン【古材足場板】とミックスハードウッドをボーダー柄に貼り合わせたものです。
ユーズドプレーン【古材足場板】は、かつて建築現場で職人たちの安全を守る役割を果たしていた素材で、ペンキや錆、釘跡など当時の職人たちの仕事の証が残っています。
ミックスハードウッドは、アメリカ北東部の古い建物や工場で使用されていた広葉樹を再利用したもので、古材の風合いと、本来の木肌面が調和した仕上げが魅力です。木目の自然な表情が親しみやすい雰囲気を演出し、カジュアルながらも落ち着いた印象を与えています。
【トンボがシンボル】SABU COFFEE@栃木県
栃木県にある「SABU COFFEE」では、古材を使った落ち着いたカフェスペースを提供しています。木材とコンクリートを組み合わせたカウンターが洗練された都会的な印象を生み出し、カウンター下部に設置された間接照明が落ち着いた雰囲気を演出しています。
モダンな要素と自然素材が調和し、若い世代からデザイン感度の高い客層まで幅広く受け入れられる雰囲気を造り出しています。
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国産杉から程よく経年変化したものを厳選した古材「レイクボード」を使用した特注の天板は、やさしく柔らかい仕上がりを追求した逸品です。
【絶品たまご料理店】egg baby cafe@東京都
「egg baby cafe」は、NY郊外にあるカフェを思わせる空間で、絶品のたまご料理を楽しめる専門店です。
店内は、天井の配管や梁をあえて露出させたインダストリアルなデザインが目を引きます。古材テーブルやレザーなど温かみのある素材を巧みに組み合わせ、モダンで居心地の良い空間を造り出しています。
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テーブルに使用した古材は、アイモンディパインとアイモンディオークの2種です。
アイモンディパインの特徴は、サンディング処理をほどこしたなめらかな手触り。粗々しい風合いを残しつつも、ささくれが気にならないよう工夫されています。
アイモンディオークは、オーク古材の表面からわずかに内部に入った部分を使用し、古材の質感を保ちながら上品な仕上がりを実現しています。木目が浮き立つ美しい仕上がりで、手触りの良さが際立つ逸品です。
古材テーブルを利用する3つのメリット
アンティークな雰囲気を演出できる
古材テーブルは、経年変化による風合いで空間にアンティークな雰囲気を造り出します。とくに「アットホームで落ち着く空間」や「誰かに紹介したくなるようなオシャレな雰囲気」を求めている場合におすすめです。
たとえば、ダイニングテーブルに古材を使用すると、リビング全体が温かみと深みのある雰囲気になります。また、コーヒーテーブルとして古材を取り入れれば、オリジナリティのあるお部屋のアクセントになります。
古材の魅力は、新しい木材では表現できない趣のあるスタイルを実現できることです。ただし、ほかの家具やインテリアとの相性を考えずに取り入れると、古材テーブルが浮いてしまうこともあるため、空間全体のバランスを考慮することが大切です。
木材資源の再利用に貢献できる
古材を使用することで、木材資源の再利用に貢献できます。これは環境にやさしい選択であり、とくにサステナブルなライフスタイルを望む方にとって大きな魅力です。
古民家の解体時に取り出された木材を再利用すれば、新たな木の伐採を減らし、森林資源の保護にもつながります。自宅やお店に古材を取り入れることは、環境に配慮したライフスタイルや事業運営の第一歩であり、持続可能な社会の実現に向けた身近な取り組みです。
長く愛用しやすい
古材はもろく壊れやすいイメージを抱えている方もいるかもしれませんが、実は長持ちするのが特徴です。使い込むほどに味が出て、手入れをしっかりすれば、子や孫の代まで使える家具になります。
古材が丈夫な理由は、長い時間をかけて自然に乾燥したからです。切ったばかりの木は水分をたくさん含んでいて形が変わりやすいですが、古材は乾燥しているため安定しています。
また、最近の木材は時間を節約するため、機械で急いで乾燥させます。そのため、木の持つ自然な輝きや温度を整える効果が失われがちです。その点、古材は自然の力でゆっくり乾燥したので、建物全体も強くする効果があります。
古材テーブルに関するよくある質問
古材テーブルに関するよくある質問にお答えします。
古材テーブルはDIYで作れますか?
古材テーブルは自分で作ることも可能です。材料は、ホームセンターで古材を買ったり、使わなくなったテーブルの天板を再利用したりできます。
ただし、古い木材には割れや歪みがあるため、扱いが難しい面もあります。初めて作る方へのアドバイスとしては、
・完璧にこだわりすぎず、小さな失敗も味として楽しみましょう
・一気に仕上げようとせず、時間をかけて作業を楽しみましょう
DIYの経験が少なくても、古材テーブル作りは趣味として楽しめます。作る過程で古材の味わいや手作りの魅力を発見できるでしょう。
スタッフのDIY体験談「【古材の使用事例】古材DIY 古材で椅子を作ってみました!!」こちらもぜひご覧ください。
古材テーブルのサイズの決め方が知りたい!
使用するスペースや必要な人数、用途に応じてテーブルのサイズを決めることが大切です。ダイニング用であれば、4人掛けや6人掛けといった用途に合ったサイズを選びましょう。
基本的には「1人当たりの使用スペース × 人数」でサイズを考えます。ダイニングテーブルの場合、1人あたりの必要スペースは「横幅60cm × 奥行40cm」が目安です。
これをもとに、使用する人数に適したサイズを選ぶと良いでしょう。近年では、ダイニングテーブルを食事だけでなくワークスペースとしても使う方が増えています。
そのような場合は、余裕を持った広さを選ぶのがおすすめです。たとえば、4人家族なら幅160cm × 奥行80cm程度のテーブルがあれば、食事や作業の両方にゆったりと使えます。
テーブルの形状も用途や人数に応じて選ぶことが重要です。多人数で使用する場合は長方形、小規模なカフェスペースには正方形、会話を楽しむには丸形のテーブルが適しています。
また、テーブルを設置する部屋の広さも考慮し、椅子を引いたり座ったりするスペースを確保しましょう。テーブルから壁まで約1mの余裕があると、快適に移動できます。
古材テーブルの天板だけ手に入れる方法はありますか?
古材日和では、天板のみの販売も行っています。自分で好みの脚を組み合わせて、オリジナルのテーブルを作りたい方に最適です。ご要望に応じてサイズの調整や塗装のカスタマイズも可能です。これまで特注で対応していたテーブルをより身近で、手軽に感じていただけるようシリーズ化しました。ぜひ皆様の空間造りにご活用ください。
古材テーブルは慎重に検討してお気に入りを見つけよう
古材テーブルは、唯一無二の風合いや、環境にやさしい特性から、多くの人々に愛されています。用途やサイズをしっかり考慮し、さまざまな商品を比較しながら、自分に最適な一品を見つけましょう。古材日和のショールームでは、経験豊富なスタッフがあなたの理想のテーブル探しをお手伝いいたします。ぜひ一度ショールームに足を運んで、お気に入りのテーブルを見つけてください。
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